前回説明したのは、論理的思考スキルになります。
今回はサービスの設計スキルについて説明していきます。
まず、サービス設計をしていく際に、上の図の流れで設計をしていきます。
最初に行うのが3C分析とSWOT分析です。
サービスの設計をする最初に行うのは3C分析といって、自社、競合、顧客を分析していきます。
まずは、自社を分析していきます。
その際に使うのがSWOT分析です。
自社の強み、弱み、拡大の可能性、縮小の可能性を書き出していきます。
例えば私がコンサルティングしている不動産会社のクライアントの例を出します。
【強み】
地域密着なので、地域の物件に詳しい
賃貸、売買、リフォーム全て行えるので、様々なニーズに対応可能
【弱み】
リフォームは下請けに仕事を依頼するために金額が高くなりやすい
【拡大の可能性】
SEO対策に力をいれているので、うまくハマれば飛躍的に伸びる可能性あり
これからリフォームのショールームを作る予定なのでリフォーム客が増える可能性あり
【縮小の可能性】
SNS発信に消極的なので、拡散力が弱い
SEO対策に力は入れているが、デザイン力が弱くUI/UXの面で弱い
このように自社の分析をします。
そして、3C分析の競合と顧客も書き出します。
その次に行うのが、4P分析です。
この4P分析とは、4つのP(製品、流通、価格、販売促進)を書き出していきます。
こちらも不動産会社で例を出します。
【Product】
リフォーム、リノベーションがメイン。
下請けの会社には多能工を使わずに専門職の人を使うために技術力の高い施工が可能。
そのために本物志向の方にオススメ
【Price】
専門職の人を使う関係で、人件費が高くなりがち。
そのために松竹梅の価格設定を行い竹へ誘導する。
平均単価も1000万以上を狙う
【Place】
基本的に自社ホームページでの集客
アットホームも活用
ショールームもオープン予定なので、そこも活用する
SNSに消極的なので、そこは弱い
【Promotion】
ショールームを活用したイベントなども企画していきたい
子供参加型などのイベントを企画することで幅広い顧客層を取り込める可能性あり
このように自社の4Pをまとめます。
その次に行うのが、TTP戦略です。
TTPとは「徹底的にパクる戦略」の略です。
自社の4Pと競合の4Pを書き出し、それぞれ勝っている部分、負けている部分を書き出し、勝っている部分はより伸ばし、負けている部分は補うための施策を行います。
このようにして、自社ののサービスの設計を行っていきます。
この次は、デプス分析やペルソナ設定です。
これは次回行います。